MINI COOPER(ミニクーパー)の消えた日

スポンサードリンク
1,275cc版MINI COOPER S(ミニクーパーS)は、登場してわずか半年後に、他のMINIシリーズに合わせる形で改良を受けることになります。

この時期から始まったMINIの変革は、970cc、1,071ccのMINI COOPER Sをはじめ、スタンダードのMINI COOPERまでもを、そのラインアップから消していくことになるわけですが、最期まで残ったこの1,275cc版MINI COOPERは、唯一、COOPERを冠するモデルとして改良を重ね、Mk-Vまでモデルチェンジを受けました。

ただ、寿命をのばされた分だけ、他のMINIスタンダードとの共通パーツが多くなったことで、改良を重ねる度にMINI COOPER Sとしての独自性が薄れていったのは否めません。

排ガス規制や省エネ、そして安全対策といった当時の世の中の大きな流れに、ベースとなるMINIが設計から10数年を経ている上に、レース仕様車として誕生したMINI COOPERは逆らう術がなかったわけです。

そして1971年7月、ついにこの1,275cc版MINI COOPER Sも、その姿を消すことになります。しかし、多くのファンのMINI COOPERを求める熱意はいつまでも冷めることはありませんでした。”MINI COOPERが消えた日”は、ファンがいつになるか分からない復活を待ち続けることを決意した日でもあったのです。

1275cc MINI COOPER S(ミニクーパーS)登場!

スポンサードリンク
1964年3月にデビューした1,275ccの排気量を持つMINI COOPER S(ミニクーパーS)は、その一年前に登場していた1,071cc版のMINI COOPER Sのスケール・アップ版として登場。

サルーンカー・レース全盛期における最強のMINI COOPER Sとして、最高出力76ps、最大トルク10.92kg-mを発揮し、レース・シーンでの名声を欲しいままにしました。

そして重要なのが、1,071cc、970cc、1,275ccと登場してきたMINI COOPER Sシリーズを通して、ベースとしてのMINI自体の良さが如実に語られている点で、実は、どのMINI COOPER Sも大袈裟なチューンを施されていたわけではないということ。

1,275ccのMINI COOPER Sでも、ピストンのストロークを長くすることで排気量をかせいでいるだけで、他の部分は基本的に1,071cc、970ccそれぞれのMINI COOPER Sの部品を流用しているだけなのです。

それでいて、サルーンカー・レースの全てのクラスで上位を占め、またモンテカルロをはじめとするラリーでも、圧倒的な強さを誇ったわけですから、MINIがいかにすぐれた設計のもとに生まれた車であるかが分かりますよね。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。