MINI COOPER(ミニクーパー)のインジェクション化

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復活から2年が経った1992年、MINI COOPER(ミニクーパー)は新たなる局面を迎えます。他のMINI(ミニ)の燃料供給装置が、それまでのキャブレターからインジェクションに置き換えられたのに合わせたこの改良は、MINI COOPERの扱いやすさを飛躍的に向上。

”MINI COOPER 1.3i”と名づけられたこのモデルは、圧縮比を10.1:1にすることで最高出力62ps、最大トルク9.6kg-mを発揮し、それまでのキャブレターモデルであった”1.3”と比較するとスペックの上では大差なかったものの、エンジン始動性の良さや中低速域でのトルク感では大きなアドバンテージを保持していました。

また、同時に”1.3AUTO”と呼ばれるMINI COOPERとしては初のA/T車をラインアップに加えていたのも特徴で、このA/TモデルはスタンダードのMINIと同じエンジンを搭載し、MINI COOPERの内外装を持った特別仕様車という位置づけで販売。

そして、この1.3iと1.3AUTOをベースとして、35周年記念モデルやモンテカルロ・バージョン、ルーフアンテナや新しいフロント・エンブレムを装備した1997年のリファインモデル、そして専用ボディーカラーと革シートが選べるようになっていたヘリテイジ・コレクションなど、様々なモデルが、BMW MINIの登場する前年の2000年まで展開されることになったのです。

MINI COOPER(ミニクーパー)復活!

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そして・・・「待ち続けたかいがあった!」MINI COOPER(ミニクーパー)ファンなら誰もがそう思う瞬間が、ついにやって来ました。

1990年、19年ぶりに”COOPER”の名を冠したROVER MINI COOPER(ローバー・ミニクーパー) 1.3が発売されたのです。エンジンは1,271ccを搭載して最高出力61ps、最大トルク9.2kg-mと、もちろんCOOPERの名に恥じることのない性能を発揮。

しかも、ファンを喜ばせることに力を傾注したかのような、かつてのワークス・ミニクーパーを髣髴させる外装での登場です!

ホワイト・ルーフやホワイト・ボンネット・ストライプ(初期の限定モデルは、なんとジョン・クーパーのサイン入り!)に加え、8本スポークのアロイ・ホイール、専用シート、エンブレムといったマニアの心をくすぐる演出がなされていました。

今でも、このROVER MINI COOPER 1.3(ROVER MINI COOPER 1.3仕様に仕上げられているMINIも含めて)を誇らしげに乗っている人を見かけることがありますが、その気持ちは非常に良くわかりますね。

復活を遂げたMINI COOPERの記念すべき第一号でもあり、そして歴代のMINI COOPERの中でも最高にカッコいいMINI COOPERにあげられる1台でもあるわけですから・・・
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